Online ISSN: 2187-2988 Print ISSN: 0911-1794
特定非営利活動法人日本小児循環器学会
Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 39(2): 69-77 (2023)
doi:10.9794/jspccs.39.69

Review

軟化症および血管圧迫症候群による気道狭窄に対する外科治療

金沢医科大学小児心臓血管外科

発行日:2023年8月1日
HTMLPDFEPUB3

気道狭窄症は,完全気管軟骨輪による全周性狭窄,軟化症(tracheobronchomalacia; TBM),血管による圧迫(vascular compression syndrome; VCS)に大別される.特にTBM, VCSは未診断率が高く,診断されていても的確な治療が行われていない症例が多数存在すると考えられている.TBMは単独(先天性TBM)とVCSによる軟骨形成障害によるものがあり,さらに,VCSには軟骨変形を伴うことがほとんどであり,治療は各病態に応じて多様なオプションが存在する.このなかで,軟骨輪および先天性TBMの外科治療は,小児心臓血管外科医が執刀する機会はまれである.小児心臓血管外科医の関与が必須であるのは,VCSの一部に限定されるが,先天性TBMに対する手術手技はVCSに対するそれとオーバーラップする部分が多い.さらに言うなら,先天性TBMに対する手術手技の習得なくしてVCSの適切な治療はなし得ない.本稿では先天性を含むTBMとVCSの治療につき詳述する.

Key words: tracheobronchomalacia; vascular compression syndrome; external stenting; tracheopexy; aortopexy

This page was created on 2023-08-16T09:40:10.59+09:00
This page was last modified on 2023-09-21T20:53:59.000+09:00


このサイトは(株)国際文献社によって運用されています。