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特定非営利活動法人日本小児循環器学会
Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 37(3): 184-192 (2021)
doi:10.9794/jspccs.37.184

Review

小児期発症の特発性拘束型心筋症

大阪大学大学院医学系研究科小児科学

発行日:2021年11月1日
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拘束型心筋症(restrictive cardiomyopathy; RCM)は,心室拡張障害を主体とし,心室壁厚や心収縮が概ね保たれている心筋症と定義され,小児心筋症の中でも稀な疾患である.小児期発症の特発性RCMは非常に予後が悪く,診断後2年の心臓移植/死亡回避率は約40%と報告されている.また,進行する心室拡張障害に対するエビデンスのある治療法は存在せず,最終的に心臓移植でしか救命できない症例が多い.本稿では,小児RCMの疾患概念から疫学,予後,臨床検査,治療について概説し,加えて我々の施設での小児期発症RCM症例の臨床像を提示する.また,近年明らかになってきているRCMに関連する遺伝子異常について,さらに,我々の行っているRCMに対する基礎研究についても報告する.

Key words: restrictive cardiomyopathy; pediatric; heart transplantation; ventricular assist device; exome sequence

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