小児心臓カテーテルにおける年代と技術の変遷に伴う被ばく低減の取り組みと効果:面積線量積/体重比によるモニタリングの有用性
1 静岡県立こども病院循環器科
2 静岡県立こども病院放射線科
背景:小児心臓カテーテル検査・治療において面積線量積/体重比(DAP/BW)は被ばく線量の比較に有用と言われている.年代と技術の変遷による被ばく低減の効果についてDAP/BWを中心に後方視的に検討した.
方法:15歳未満が対象.ASD閉鎖(A群)107例,末梢肺動脈バルーン血管形成(B群)117例,体肺側副血管コイル塞栓(C群)395例,診断(D群)1,918例,カテーテルアブレーション(R群)220例を,2008~2011年を期間①,2012~2016年を期間②,2017~2019年を期間③とし被ばくのデータを比較した.
結果:DAP/BW [μGym2/kg]はA群,R群は③で低く[A群:①; 13.5, ②; 13.5, ③; 9.8, p<0.05, R群:①; 51.6,②; 33.4,③;20.5, p<0.05],C群では同等だった.B群,D群は③で高かった[B群:①; 76.8, ②; 108.5, ③; 117.0, p<0.05, D群:①; 41.0, ②; 45.1, ③; 46.0, p<0.05].
結論:技術の変遷によりA群,R群では被ばく低減効果を認めたが,B群,D群では病変や疾患の複雑化により被ばく線量が増加した.DAP/BWは治療ごとの被ばく線量の把握に重要で,被ばく低減の取り組みによって得られた効果の指標となりうる.
Key words: cardiac catheterization; radiation exposure; dose area product per body weight; low pulse rate fluoroscopy; 3D rotational angiography
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