血流と心臓MRI 2D-Phase Contrast法
1 福岡市立こども病院 循環器科
2 福岡市立こども病院 放射線部
心臓大血管MRI(CMR)の最大の特徴は,非造影・無被曝・無侵襲である.経時的に繰り返しの撮影が可能であり,成長に伴いエコーでの観察が難しくなっていく小児循環器領域にとても適した検査と言える.CMRは様々な撮影法を包含するが,そのなかでも2D-Phase Contrast(PC)CMRは他のmodalityにはない「任意関心領域の血流量を計測する」という特異な機能を有している.本稿ではこの2D-PC CMRについて解説する.基本原理と撮影の実際を前半に,臨床応用について幅広く後半に記載した.今後のさらなる臨床応用を期待したい.
Key words: CMR; 2D-Phase Contrast; blood flow; hemodynamics; congenital heart disease; shunt
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