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特定非営利活動法人日本小児循環器学会
Pediatric Cardiology and Cardiac Surgery 38(4): 229-233 (2022)
doi:10.9794/jspccs.38.229

Review

成人期の心房中隔欠損の特徴と治療戦略を知る

岡山大学循環器内科

発行日:2022年12月1日
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心房中隔欠損(Atrial septal defect, ASD)は頻度の高い先天性心疾患であり,チアノーゼなどの症状が出ないことも多く,小児期に診断されることなく成人に到達する症例も少なくない.成人期まで到達したASDでは長年の右心系の負荷と肺血流の増加に伴い,心不全,心房細動,肺高血圧,などの合併症を伴い病態が複雑となることがある.従来の外科手術に加えて,近年の経カテーテルASD閉鎖術,心房細動に対するカテーテルアブレーション,肺高血圧治療薬の進歩に伴い治療成績は向上している.

Key words: adult congenital heart disease; atrial septal defect; heart failure; atrial fibrillation; pulmonary hypertension

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